ヒップリフト(hip lift)トレーニング

ヒップリフト(hip lift)トレーニングは、股関節伸展運動のトレーニングです。スポーツ競技動作において、股関節の伸展運動に限らず、どのような基本運動でも、骨、関節、筋肉が正常な状態で作用することが大切です。当院では、構造動作理論に基づくヒップリフト(hip lift)トレーニングを指導しています。

院長:中村考宏

柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師。2020年三重県桑名市多度町にえにし治療院を開院。股割り歴20年、MATAWARI JAPAN 代表。パーソナルトレーニング。著書「骨盤おこし」で体が目覚める(春秋社)、趾でカラダが変わる(日貿出版社)、他多数。メディア「anan」「クロワッサン」「Tarzan」などで「骨盤おこし」「足指」を紹介。NHKテレビでコロナ禍の運動不足解消エクササイズを紹介。プロフィール詳細

股関節の伸展運動

股関節の伸展運動の主動作筋は大臀筋です。その他にもハムストリングスが股関節の伸展運動に関与します。

大臀筋

臀部のもっとも表層の筋が大臀筋です。身体の筋のうちで最大で、この筋が大きいことがヒトの筋系の特徴で、これは直立姿勢を獲得する上で果たした役割に起因すると考えられています。大臀筋は腸骨の後臀筋線より後方、仙骨、尾骨の外側縁、胸腰筋膜、仙結節靭帯からおこり、下外側方に走ります。大転子を越え、浅層は大腿筋膜の外側部で腸脛靭帯にうつり、深層は大腿骨の臀筋粗面に付着します。骨盤が固定されていると、大臀筋は大腿を屈曲位から伸展させる作用があります。大腿の強い外旋を助ける作用もあります。上部の線維は股関節における強い外転に作用します。大腿が安定していると、この筋はハムストリング筋とともに、かがんだ姿勢から身体を起こす時のように骨盤を大腿骨頭上で後方へ回旋させるのを助けます。腸脛靭帯への付着によって、大臀筋は大腿骨を脛骨上で安定化させる助けとなっています。また正常歩行の様々な位相において、断続的に作用するという点で重要です。

ハムストリングス

一般にハムストリング筋として知られる大腿の後部の筋群は、股関節を伸展させ膝関節を屈曲させる作用があります。この筋群は、半腱様筋、半膜様筋、大腿二頭筋の3つからなります。大腿が固定されていると、とくに大腿二頭筋は、骨盤の後方への傾斜に作用します。大腿二頭筋は長頭と短頭の2頭を起始にもちます。大腿二頭筋の短頭を除き、これらの3つの筋はすべて近位側は坐骨結節に付着します。大腿二頭筋の短頭は、大腿骨の粗線外側唇と外側顆上線からおこります。半腱様筋と半膜様筋は大腿の後内側に位置するのに対して、大腿二頭筋は後外側にあります。

股関節伸展運動のバリエーション

  1. 仰向け股関節伸展運動(ヒップリフト)
  2. 伏臥位股関節伸展運動
  3. 立位骨盤前傾股関節伸展運動

仰向け股関節伸展運動(ヒップリフト)

  • 仰向けで寝る
  • 脛を床に対し垂直に立てる
  • 接地をキープしてお尻を上げる(股関節伸展)

ヒップリフト(hip lift )

スポーツ選手は動作を鍛えることが大切です。骨の位置、関節運動の方向、筋肉の作用を総合的にチェックすることで、トレーニングを正確に効率よくおこなうことができます。

構造動作トレーニング

構造動作トレーニングの筋トレは、筋パワーを鍛える目的でなく、筋肉の作用を正常にし、複数筋の伸張反射:連動伸張反射( in-sync stretch reflex ) が発動する状態にすることを目的にしています。

ヒップリフト(hip lift)トレーニング

構造動作トレーニング・東京教室

第3日曜日(+前日の土曜日)
運動の質を根本から変える構造動作理論に基づく「ヒップリフト(hip lift)トレーニング」を指導します。

ヒップリフト(hip lift)・パーソナルトレーニングをご希望の方

当院では、体の不調や障害を改善する治療や、健康増進、パフォーマンス向上のための施術を行っています。一人一人に最適なサポートを心がけておりますので、症状や気になることがあれば、どうぞお気軽にお知らせください。遠方からの来院者や集中的なケアを希望される方のために、個別指導やパーソナルトレーニング、股関節覚醒コースも用意しています。小学生からシニア、アマチュアからプロのスポーツ選手まで幅広くサポートしております。再発防止、健康増進、パフォーマンス向上のトレーニングもご希望に応じて指導しています。トレーニング内容は、個々の体の状態に合わせてカスタマイズしております。どうぞよろしくお願いします。

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