三重県桑名市[えにし治療院]多度山麓名古屋から40分の整体[東洋医学]パーソナルトレーニング

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  • 坐骨神経麻痺の後遺障害を軽減するための深部感覚トレーニング
    坐骨神経麻痺の後遺障害を軽減するための深部感覚トレーニング坐骨神経麻痺(末梢神経麻痺)は、神経が断裂、損傷することで、膝関節の屈曲不能、下垂足(drop foot)などの症状が生じます。スポーツの外傷、交通事故などが原因で神経を断裂、損傷します。坐骨神経痛の場合は、神経が圧迫、絞扼(こうやく)されている箇所を除去することで改善されます。しかし、坐骨神経麻痺の場合は、神経が完全に断裂していたら深刻な障害が残ります。今回は、完全麻痺(膝関節の屈曲が不能、足関節が下垂足)で症状が固定している状態に効果があるかわかりませんが、膝をわずかでも自力で曲げることができる状態の後遺障害を軽減するためのリハビリ方法について考えたいと思います。監修:中村考宏柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師。2020年三重県桑名市多度町にえにし治療院を開院。著書「骨盤おこし」で体が目覚める(春秋社)、趾でカラダが変わる(日貿出版社)、他多数。メディア「anan」「クロワッサン」「Tarzan」などで「骨盤おこし」「足指」を紹介。NHKテレビでコロナ禍の運動不足解消エクササイズを紹介。プロフィール詳細脛の骨(脛骨と腓骨)の傾き骨の役割は体を支えることです。骨格は200個以上の骨が組み合わさって構成されています。骨の形は各骨さまざまな形状をしています。体を支える大腿骨や脛の骨は長管骨といって長さのある骨です。各骨には、骨の形状によって、その骨が体を支えるのに、もっとも強度を発揮する位置があります。長管骨は、垂直位置に立てた位置がもっとも強度を発揮します。脛の骨は、脛骨と腓骨という骨が合わさって体を支えます。しかし、足が麻痺している状態では感覚が消失しているので、脛の骨が傾いていることに気づきません。長管骨は長軸方向に圧縮の圧がかかる位置で最も強度を発揮しますが、骨が傾いた位置では剪断力(せんだんりょく)といって切り裂く力が脛に働いてしまいます。これは、スポーツ選手選手が繰り返しのジャンプやランニングで疲労骨折やシンスプリントなど、骨を壊してしまうほどの負荷になります。脛の骨が傾いていると骨の一点に剪断力が集中してしまうのです。脛の骨は垂直位置に立てて、体を支えることが大切です。健康なスポーツ選手でも疲労骨折してしまうわけ手足の骨の位置や曲がりぐあいというのは、体の中の無意識な感覚の流れによって調整されます。この感覚は深部感覚といいます。おそらく、四肢を麻痺した事のある人たちは深部感覚の存在に気づいているのではないでしょうか。感覚が消失した部位は、ただの肉の塊でしかない、感覚が消失する前は、この肉の塊の中に深部感覚が存在していたからです。この感覚は失ってみて、はじめて、その存在に気づく、無意識の感覚です。ですから、健康なスポーツ選手には気づきようがないのです。人の体は、猫背で姿勢を崩していても、体の調子が悪くても、現状の体を深部感覚が調整しています。ランニングをしていて深部感覚に気づくことはありませんが、脛の負担のかかり具合、違和感、痛みなどの感覚によって、深部感覚の調整が上手く出来ていないことを知ることができます。しかし、脛の負担のかかり具合、違和感、痛みなどの感覚が何を意味しているのかを知ることができるスポーツ選手は稀だと思います。結局、その意味が分からない選手は、脛の一点に剪断力が集中したまま、ランニングを繰り返して足を故障してしまうのです。そして、深部感覚は低下し、鈍くなることで、体を思うように扱えなくなっていくのです。深部感覚とは*深部感覚とは「固有感覚(proprioception)」、自分の身体を所有する感覚、つまり、自分を感じる感覚です。この感覚を発見したのはイギリスの生理学者であるサー・チャールズ・シェリントン(1857-1952)です。深部感覚というのは、目を閉じた状態でも手足の位置や曲がりぐあい、その動きを感じることができる感覚です。皮下、筋肉、腱、筋膜、骨膜、関節などに受容器があります。受容器(固有感感覚受容器 proprioceptor)とは、身体の内部の刺激を感知する細胞や器官のことで、筋紡錘、腱紡錘、ルフィニ小体、パチニ小体などがあります。深部感覚には、主に「位置覚」、「運動覚」、「重量覚」などがあります。私たちは、目を閉じていても四肢や体幹の各部位の位置関係がわかる位置覚、関節の動きがわかる運動覚、物をもってその重さがわかる重量覚のおかげで自分の身体を所有することができるのです。私たちは、身体の内部の刺激を受け取り(受容器)、その刺激の情報を中枢で処理・統合したり、脳の情報を筋肉に伝えたりして知覚するこよができます。これに加えて、皮膚が関節の動きにつられて伸びたり、縮んだりすることによって、皮下にある受容器が働きます。つまり、深部感覚は、自らが動くことによって生じる、身体の内部の刺激を感じ取る感覚なのです。骨を立てる原理感覚のないものを通して、脛の骨を立てることができるのか?という疑問が起こるかもしれません。まず、麻痺側の足では深部感覚を感じることができません。なにで、脛の垂直位置を感じるかというと「手応え」です。たとえば、手元のボールペンの端に人差指を添えて机の上に垂直に立ててみて下さい。そのとき垂直に立った長軸方向への「手応え」はしっかりと感じとれるはずです。机の面と接触するボールペンの先の感じもわかるのではないでしょうか。それに視覚が加われば、さらに「手応え」を感じることが容易になります。人は体の延長にあるものを感じることができるのです。膝に感覚が残っていればその延長にある脛の骨の手応えを得る野球の選手からバットは腕の延長、グラブは手そのものという表現を聞いたことがあります。おそらくこれらは、表在感覚の触覚、圧覚、深部感覚の抵抗覚などが関係しているのだろうと思います。私が坐骨神経麻痺で足の感覚と運動を失ったとき、その足はただの肉の塊でした。ですが、その中に脛という棒(脛骨と腓骨)があることは手からも感じとることができました。机の上にボールペンを立てるのと同様、私は「脛という棒」を床に対して、垂直に立てることを繰り返しました。その積み重ねは足に深部感覚を取り戻し、さらにその「存在」を実証したのです。表在感覚(皮膚感覚)の触覚と圧覚皮膚の表面に触れたとき、あるいは圧迫や牽引によって皮膚が変形する刺激によっておこる感覚です。深部感覚の抵抗覚深部感覚の抵抗覚は、物体を押してその硬さがわかる感覚、また自分の体に力がかかっていることを感じ取る感覚です。脛の骨を立てるトレーニング方法麻痺側の足の深部感覚を取り戻すためには、脛の骨をを床に対して、垂直に立て、「手応え」を得ることを繰り返します。その積み重ねは、足に深部感覚を取り戻し足の実感へと変化していきます。ただし、坐骨神経の圧迫や絞扼(こうやく)があれば、それを改善し、神経が疎通する状態でトレーニングをおこなうことが必要です。脛を垂直位置に立てるときは、目でみて、手で感じて、足(膝)で感じて、これらの情報を総合的に処理し、脛の骨を描き出していきます。目(視覚)や手足の感覚器を通して脛の骨の垂直位置を探りだし、その新たな位置を脳に上書きしていきます。手応えを得て深部感覚を実証するためにおこなうこと触圧覚(触れる)、視覚(見る)などから位置を決定し、自分の重さを加え、骨の位置を維持するために、自らの運動で内部に生じる刺激を感知し、感覚にすること脛の骨をを立てる深部感覚トレーニングイスに座り、麻痺側の足の脛を垂直に立てる両手を重ね、麻痺側の膝の上に置く、重心を少し前方へ移動する体の重さが加わり、その重さを脛の骨の長軸方向で受けることができていたら、骨の「丈夫」「安定」下手応えが得られるさらに、片方の手で脛の下端(足首)を把握し、重心を前方に移動するその重さを脛の骨の垂直位置で受けることができていたら「手応え」が増す重さを借りて脛の骨の垂直位置を知る自分の体の重さ(自重)だけでは、脛の骨の垂直位置がわかりにくい、という場合は、「重さをかりる」という方法があります。重力を正しく受けて立つ地面の上に立って体を支えるためには、重力に抗う(あらがう)強い筋肉が必要だと思い込んでいる人が多いのではないでしょうか。しかし、赤ちゃんがつかまり立ちから、歩きはじめの時期は、強い筋肉がありませんが、骨格のバランスを取りながら立って歩くことができます。実は立つための強い筋肉よりも、重力を正しく受けて立つための骨格の位置が必要なのです。四肢が麻痺に侵されていない健康な人も、重力に抗うことで、腰痛、膝痛、不定愁訴など様々な問題に発展しています。脛の骨を垂直位置で立つイスに座った状態で、脛の垂直位置を実感できてからおこないます。これは、麻痺側の脛の骨を義足のように使えるように訓練していきます。すでに、歩行訓練をはじめている人は、筋肉ではなく、脛の骨を垂直位置で正しく重力を受けることですので、立つということを見直してみてはいかがでしょうか。「深部感覚」から身体がよみがえる!(晶文社)「深部感覚」から身体がよみがえる!(晶文社)私が末梢神経麻痺から回復するために工夫しおこなったリハビリにつきましては、「深部感覚」から身体がよみがえる!(晶文社)に執筆しました。もし、心が折れていない、諦めたくないという方は深部感覚を試してみてはいかがでしょうか。坐骨神経麻痺の治療坐骨神経が完全に断裂して、完全麻痺という状態は稀にあるそうですが、私のような神経のつながりが断たれていない坐骨神経麻痺の状態であれば、後遺障害を軽減できる可能性はあると思います。ただし、リハビリをするのは、ご本人の強い意志が必要ですし、必ず回復する、という保証もありません。ですが、もし、心が折れていない、諦めたくないという方は深部感覚を試してみてはいかがでしょうか。私が経験した坐骨神経麻痺のことは、こちらをご覧ください。坐骨・腓骨・脛骨神経麻痺を改善するためのリハビリ方法(末梢神経麻痺)「末梢神経麻痺」治療のサポートをご希望の方当院では、体の不調や障害を改善する治療や、健康増進、パフォーマンス向上のための施術を行っています。一人一人に最適なサポートを心がけておりますので、症状や気になることがあれば、どうぞお気軽にお知らせください。遠方からの来院者や集中的なケアを希望される方のために、個別指導やパーソナルトレーニング、股関節覚醒コースも用意しています。小学生からシニア、アマチュアからプロのスポーツ選手まで幅広くサポートしております。再発防止、健康増進、パフォーマンス向上のトレーニングもご希望に応じて指導しています。トレーニング内容は、個々の体の状態に合わせてカスタマイズしております。どうぞよろしくお願いします。施術・個人指導の申込み*掲載の記事・写真・図表などを無断で複製・転載・転送・配信することは著作権法により禁じられています。著作権はえにし治療院(MATAWARI JAPAN)・ウェブサイト管理人またはその情報提供者に帰属します。
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  • 坐骨・腓骨・脛骨(末梢神経)麻痺の後遺障害を軽減するためのリハビリ方法
    坐骨・腓骨・脛骨神経麻痺を改善するためのリハビリ方法(末梢神経麻痺)坐骨神経痛と坐骨神経麻痺は原因や症状が異なります。坐骨神経痛は、神経が圧迫されることで痛み、しびれ(異常感覚)などの症状が生じます。腰部脊柱管狭窄症や腰椎椎間板ヘルニアなどの疾患にともなって坐骨神経痛の症状が出現することもあります。坐骨神経麻痺は、神経が断裂、損傷することで、膝関節の屈曲不能、下垂足(drop foot)などの症状が生じます。スポーツの外傷、交通事故などが原因で神経を断裂、損傷します。坐骨神経痛の場合は、神経が圧迫、絞扼(こうやく)されている箇所を除去することで改善されます。しかし、坐骨神経麻痺の場合は、神経が完全に断裂していたら深刻な障害が残ります。今回は、末梢神経麻痺の後遺障害を軽減するためのリハビリ方法について考えたいと思います。監修:中村考宏柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師。2020年三重県桑名市多度町にえにし治療院を開院。著書「骨盤おこし」で体が目覚める(春秋社)、趾でカラダが変わる(日貿出版社)、他多数。メディア「anan」「クロワッサン」「Tarzan」などで「骨盤おこし」「足指」を紹介。NHKテレビでコロナ禍の運動不足解消エクササイズを紹介。プロフィール詳細私が経験した坐骨神経麻痺私は、体を柔軟にするための開脚ストレッチをしたときに坐骨神経が損傷しました。一般に開脚ストレッチは無理のない程度におこなうものですが、私がそのときおこなったのは、いわゆる股裂き(またさき)といって、痛みに耐えながら強制的に開脚可動域を広げる方法です。正しくは「股割り」をおこなわなければならないのですが、知識がないまま股裂きをおこなってしまったのです。坐骨神経が損傷した瞬間は、臀部あるいは大腿のつけ根辺り(坐骨神経)でバチンッと何かがはじけました。直後、臀部の激しい痛みとともに右の足指の感覚が薄れはじめ、数時間後には右足が、ぷらんと垂れました。このとき、筋損傷だけにとどまらず坐骨神経を損傷しました。膝は、わずかに動かせるくらいで、膝から下は完全に麻痺、歩行困難になりました。坐骨神経、腓骨神経、脛骨神経坐骨神経は、お尻(梨状筋)から、太ももの裏(大臀筋、大腿二頭筋)を通って、膝の裏で「腓骨神経」と「脛骨神経」に分かれ、腰椎から足の指まで伸びている神経です。腓骨神経は、膝の裏から下腿の前を通り、浅腓骨神経と深腓骨神経に分かれ、足首から足の指まで伸びている神経です。腓骨神経の損傷では、足の伸筋が働かなくなり、足が垂れて下垂足(drop foot)になります。脛骨神経は膝の裏の真ん中を下垂し、ふくらはぎから足の指先まで伸びている神経です。脛骨神経の損傷では、足の屈筋が働くなり、つま先立ち不可能になります。解剖学アトラス 越智淳三=訳股裂き(またさき)で筋を切った結果、失われた足の感覚を追い求めて2004年11月のある夜、私は暗闇の中で「感覚の異常」という恐怖におびえていた。私の右脚は、私の意識に反応することなく、無意識と無の合間から、かつては私の脚だったことを忘れ去られまいと、もがき苦しみ、私の身と心にこれまでに経験がないほどの恐怖を投げつける。私の右脚は、私の右脚という形をした、ただの肉の塊だった。なぜ、このような事態になってしまったのだろうか。原因は、私が180度開脚に憧れ、無理な開脚ストレッチを繰り返し、結果、ある一線を越えてしまったことにある。カラダの構造にそぐわない無理な動きによって、神経回路がショートし、末梢神経麻痺(まっしょうしんけいまひ)という状態に右脚が故障してしまったのだ。故障の瞬間はいまでもよく覚えている。大きく開脚をして、床に胸をつけて大腿の筋肉が張り裂けんばかりにグイグイ伸ばしきった。その瞬間、伸張限界を超えた筋肉が一気に収縮、臀部あるいは大腿のつけ根辺りでバチンッと何かがはじけた。直後、臀部の激しい痛みとともに右の足指の感覚が薄れはじめ、次第に右足首のコントロールを失う。数時間後には右足が、ぷらんと垂れた。筋損傷だけにとどまらず末梢神経に障害がおきた。おそらくL4(腰神経)〜S1(仙骨神経)のレベルで故障し、足の指は曲げ伸ばしができず、腿も動かなかった(足の指の伸筋と屈筋・下腿の伸筋と屈筋が運動不能「完全麻痺」、膝の曲げ伸ばし(屈筋)はわずかに運動可能だった。大腿前面はしびれていた。一般には、麻痺としびれが混同されていることが多い。麻痺は、神経の障害により身体機能の一部が損なわれる状態のことを言う。たとえば、運動しようとしても、四肢などに十分な力が入らず、感覚が鈍く感じる状態(不完全麻痺)。またはまったく動かすことができない。感覚がまったく感じられない状態(完全麻痺)。つまり麻痺とは、運動障害であり、しびれは感覚の異常なのだ。その日の夜から感覚の異常という恐怖に襲われた。感覚の異常には、異常感覚、錯感覚、知覚過敏、無感覚などがある。異常感覚とは、外的刺激によらない感覚の異常であり、誘因なく熱さや痛みなどを感じることだ。しびれなどがそれである。鎖感覚とは、外的刺激による感覚の異常であり、触られただけで冷たく感じたりすること。知覚過敏とは、感覚を強く感じてしまうこと。感覚鈍麻とは、感覚を弱く感じること。無感覚とは、感覚をまったく感じないこと。右足の感覚の異常は皮膚分節から、これがどの神経レベルの故障なのか、理解する手掛かりになった。末梢神経は脳および脊髄より出て全身に分布する。脳からです神経を脳神経、脊髄から出る神経を脊髄神経という。末梢神経系は、機能的には運動や感覚機能を司る体性神経系と各種の自律機能を司る自律神経系とに分類される。脊髄神経の感覚神経と、その神経によって支配される皮膚領域には規則的な対応があり、皮膚の脊髄神経支配領域が分節性に配列している。これを皮膚分節という。感覚の異常は、決まって暗く静まる夜中に激しく襲ってきた。右足の末端は、完全に麻痺して、ただの肉の塊のはずなのに、ジンジンと脈打つ鼓動とともに錐で突き刺すような鋭く激しい痛みが迫ってくる。それはまるで灼熱と極寒を行き来しているようであり、薄手のタオルケットが足先に触れたためか、または痛みからなのか、それとも恐怖なのか、私は叫びながら飛び起きて、暗い部屋に明かりをともす。横になっているよりも壁を支えに立っている方がましな気がして、右脚は接地できないながらも、一晩中でも立っている方がいくぶん安心だったそれでも朝日が差し込むころになると恐怖は和らぎ、わずかながら仮眠をとることができた。日中は垂れ下がるつま先をマジックバンドで背屈に固定し、家内の肩をかりて移動した。感覚を感じないぶら下がった右脚では、カラダを支えることすらできなかった。私のものなのに私のものでない脚が右下方にぶら下がっていて、運動は起こせない。足の位置も、足にかかる抵抗、重量もわからない状態では、右脚を何かに引っかけてもわからない。同じような状態に陥った人には骨折してしまう人も多いだろうと思った。まさか、準備運動やリハビリで馴染みのあるストレッチが、故障の原因になるとは思いもしなかった。私は大学卒業後、柔道整復師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得し、病院に勤務していた。それゆえに、今回のようなケースの末梢神経麻痺が現代の医療では治療が難しいものだということを頭では理解できたが、恐怖と睡眠不足、精神的な不安でいらだち、とてもすぐには冷静になれなかった。意識に反応しない右脚に、しばらく途方に暮れたが、家族の献身的な支えがあり、やがて私は前進する覚悟を決めた。「深部感覚」から身体がよみがえる!(晶文社)P18〜P22私が末梢神経麻痺から回復するために工夫しおこなったリハビリにつきましては、「深部感覚」から身体がよみがえる!(晶文社)に執筆しました。坐骨神経麻痺で辛いことは感覚の異常と歩行困難私の場合は膝から下は完全に麻痺していましたが、膝はわずかに動かすことができたので、坐骨神経の完全断裂ではなかったのだと思います。当時、私が信頼している先生にみてもらいましたが、坐骨神経が完全断裂していないにしても、治療が難しいとのことでした。損傷後、1ヶ月くらいは、果たして足は治るのだろうか、という将来の不安と感覚の異常で睡眠不足がつづき、心身共に疲弊していました。また、右足が麻痺しているので車を運転することができない、歩行が困難なので家族の介助なしでは移動ができない、自分一人では身動き取れませんでした。損傷箇所を探し出す損傷した瞬間は、臀部あるいは大腿のつけ根辺り(坐骨神経)でバチンッと何かがはじけました。直後、臀部の激しい痛みとともに右の足指の感覚が薄れはじめました。バチンッと何かがはじける音は、膝をわずかに動かすことができたので、坐骨神経が完全断裂した音ではなさそうです。考えられるのは、その周辺の筋肉の線維が切れる音でしょうか。強制的な筋肉のストレッチで、伸張限界を超えた筋肉は一気に縮みます。縮んだ筋肉が坐骨神経を圧迫している可能性、絞扼している可能性、断裂はしていなくても損傷している可能性が考えられるので、それらを考慮し触察をどれほどしたでしょうか。神経が疎通し、回復へ向かう状態にするための手掛かりを求めましたが、当時の私の実力では、状態を把握するにいたりませんでした。それでも、激痛や感覚の異常は緩和されていきました。おそらく、損傷後の1ヶ月くらいは損傷箇所の炎症が原因で激しい感覚の異常が起こっていたのだと思います。歩行訓練の前にやらなければならないリハビリ下垂足(drop foot)は、つま先、足首が垂れ下がった状態です。筋肉は全く反応しませんので、足が垂れないように足首を90度にマジックバンドで固定しました。以前に病院のリハビリ科に勤務していた経験から坐骨神経麻痺など末梢神経麻痺のリハビリが難しいことは知っていました。そして、私が知り得る筋肉強化訓練や歩行訓練では、私が回復していく手応えはありませんでした。当時は、子供と自転車や一輪車に乗る練習をしてたので、バランスが大切だということを経験していました。自転車に補助輪をつけて練習するのが当たり前でしたが、当時、自転車屋さんに教えてもらったのはペダルを外して練習する方法でした。ペダルがありませんから足を使って自転車を前進させます。子供は1週間もすると両足で地面を蹴って、自転車でスーッと前進できるようになります。この段階になると自転車でバランスがとれているので、後はペダルを装着するだけです。子供はペダルを漕いで簡単に自転車を乗り回しました。それで、闇雲に歩行訓練をするのではなく、麻痺側の脛の骨を立てるバランス訓練からはじめました。両手を使って麻痺側の脛の骨を地面に立てます。しっかり地に足が着いている状態の指標は、安定感です。脛の骨が垂直に立って、長軸方向に圧がかかれば手応えでわかります。そして、膝には感覚があったので、脛の骨を立てると、義足の感覚と重なりました。結果的にこのような原始的な方法がきっかけで、深部感覚の存在に気づくことができました。深部感覚のリハビリ深部感覚の存在に気づくまでは、筋肉と関節でしか考えることができませんでした。マッサージで反応がない筋肉に刺激を与える。モビリゼーションで関節が固まらないよう足を動かす。これまでは、外部から刺激を入れる考えしかありませんでした。深部感覚のリハビリは、自らの運動で生じた内部の刺激を感覚にしていかなくてはなりません。深部感覚の存在を知って、リハビリの幅が広がり、坐骨神経麻痺を攻略する突破口が開きました。深部感覚とは*深部感覚とは「固有感覚(proprioception)」、自分の身体を所有する感覚、つまり、自分を感じる感覚です。この感覚を発見したのはイギリスの生理学者であるサー・チャールズ・シェリントン(1857-1952)です。深部感覚というのは、目を閉じた状態でも手足の位置や曲がりぐあい、その動きを感じることができる感覚です。皮下、筋肉、腱、筋膜、骨膜、関節などに受容器があります。受容器(固有感感覚受容器 proprioceptor)とは、身体の内部の刺激を感知する細胞や器官のことで、筋紡錘、腱紡錘、ルフィニ小体、パチニ小体などがあります。深部感覚には、主に「位置覚」、「運動覚」、「重量覚」などがあります。私たちは、目を閉じていても四肢や体幹の各部位の位置関係がわかる位置覚、関節の動きがわかる運動覚、物をもってその重さがわかる重量覚のおかげで自分の身体を所有することができるのです。私たちは、身体の内部の刺激を受け取り(受容器)、その刺激の情報を中枢で処理・統合したり、脳の情報を筋肉に伝えたりして知覚するこよができます。これに加えて、皮膚が関節の動きにつられて伸びたり、縮んだりすることによって、皮下にある受容器が働きます。つまり、深部感覚は、自らが動くことによって生じる、身体の内部の刺激を感じ取る感覚なのです。深部感覚を失ってみて「深部感覚の存在」を実感できる感覚しかし、深部感覚は体の位置、緊張、動きを無意識のうちに自動的に調節する感覚ですから、そもそもが意識されない感覚の流れであり、意識にのぼらない感覚ともいえます。実際、怪我や病気によって深部感覚を失ってみて「深部感覚の存在」を実感できる感覚です。確かなことは、「この感覚は、自らが動くことによって生じる体の内部の刺激を感じ取ることでしか目覚めない」ということです。坐骨神経麻痺の後遺障害を軽減するためのリハビリ坐骨神経の損傷の程度によりますが、損傷箇所に圧迫や絞扼などがあれば、神経が促通する状態にします。交通事故などの大きな衝撃で坐骨神経が完全断裂した場合は、私に経験がありませんので効果があるかわかりません。私のように部分的に損傷した場合は、麻痺側の「位置覚」、「重量覚」、「運動覚」をリハビリすることが必要だと思います。骨の位置骨の役割は体を支持することです。もし、膝に感覚が残っているのなら、義足のように肉の塊の中にある脛の骨を地面に立てて、体を支えるのに使えるようにしてみましょう。麻痺側の足は筋肉が働きません。それでも、骨は立てることができます。自重の感覚自重の感覚は接地衝撃の程度をはかるために重要です。麻痺側の足は、感覚がないために接地衝撃で足を壊す可能性が高まります。膝から上の感覚が残っていれば、脛の骨を義足のように使えるようにし、さらに自重の重さを感じれるようにしてみましょう。関節運動の方向関節は重心を運びます。足と膝の関節の運動方向がズレていると、重心移動が円滑におこなえないために、ぎこちない動作になります。これは関節に負担がかかるので、脛の骨を立てて、自重の重さを感じられるようになったら、足と膝の関節が滑らかに動く方向を探りましょう。坐骨神経麻痺のリハビリは難しい私の場合は、早期にリハビリを開始したことがよかったのだと思いますが、1年を過ぎた頃には日常生活に支障がないくらいに回復していました。そして、股裂き(またさき)の失敗から、正しい股割りトレーニングに励み、、歩行困難を経験したことから改めて歩行動作を見直すために山へ通ってトレッキングを楽しむようになりました。坐骨神経麻痺の症状が固定した状態から、どの程度、回復が見込めるかわかりませんが、深部感覚を目覚めさせることによって、思いもよらない変化や気づきがあるかもしれません。もし、心が折れていない、諦めたくないという方は深部感覚を試してみてはいかがでしょうか。深部感覚トレーニングの基本的な内容はこちらをご覧ください。坐骨神経麻痺の後遺障害を軽減するための深部感覚トレーニング「末梢神経麻痺」治療のサポートをご希望の方当院では、体の不調や障害を改善する治療や、健康増進、パフォーマンス向上のための施術を行っています。一人一人に最適なサポートを心がけておりますので、症状や気になることがあれば、どうぞお気軽にお知らせください。遠方からの来院者や集中的なケアを希望される方のために、個別指導やパーソナルトレーニング、股関節覚醒コースも用意しています。小学生からシニア、アマチュアからプロのスポーツ選手まで幅広くサポートしております。再発防止、健康増進、パフォーマンス向上のトレーニングもご希望に応じて指導しています。トレーニング内容は、個々の体の状態に合わせてカスタマイズしております。どうぞよろしくお願いします。施術・個人指導の申込み*掲載の記事・写真・図表などを無断で複製・転載・転送・配信することは著作権法により禁じられています。著作権はえにし治療院(MATAWARI 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  • 膝痛、ひざの痛み、スポーツによる慢性の膝障害の改善方法と予防
    膝痛、ひざの痛み、スポーツによる慢性の膝障害の改善方法と予防膝の痛みの原因は、症状や背景が人それぞれ異なります。私は趣味で山へでかけ、トレッキングを楽しんでいます。今は歩いたり、走ったりしても膝が痛むことはありませんが、以前は下山中に膝が痛むことがありました。山で知り合ったシニアの方たちも膝が痛くなると話される方が多いです。中には、膝の手術をして痛々しい手術痕を見せてくれる方までみえます。膝が痛くて山登りができなくなることは、彼らにとって死活問題ですので、膝をサポーターで補強したり、筋肉を強化したりと、皆さん、それぞれに努力しているそうです。私の治療院には、スポーツで半月(板)損傷や膝靱帯損傷などの怪我をして手術をした後も、スポーツ中に痛むという方が来院されます。これは、慢性の膝障害といって、治療が難しく、治りにくい状態になっているものです。今回は、慢性の膝障害の改善方法と予防について考えたいと思います。監修:中村考宏柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師。2020年三重県桑名市多度町にえにし治療院を開院。著書「骨盤おこし」で体が目覚める(春秋社)、趾でカラダが変わる(日貿出版社)、他多数。メディア「anan」「クロワッサン」「Tarzan」などで「骨盤おこし」「足指」を紹介。NHKテレビでコロナ禍の運動不足解消エクササイズを紹介。プロフィール詳細慢性の膝障害・オーバーユース(使い過ぎ症候群)慢性の膝障害は、ランニングやジャンプで膝関節の屈伸動作を頻繁に、長時間繰り返しおこなうことによって膝に痛みが生じます。痛みが出る箇所は、大腿四頭筋腱付着部・膝蓋腱、鵞足、腸脛靭帯です。オーバーユース(使い過ぎ症候群)とも呼ばれています。ジャンパー膝ジャンパー膝は、膝関節の屈伸動作を頻繁におこなうことによって、大腿四頭筋が引っ張られて、膝蓋骨(お皿)、膝蓋腱、脛骨粗面にまで牽引力が加わり、大腿四頭筋腱付着部炎や膝蓋腱炎を起こし、疼痛が発生します。鵞足炎(がそくえん)鵞足炎は、膝関節の屈伸動作を頻繁におこなったり、膝から下を外側に捻る動作を繰り返しおこなったりすることで、膝の内側の鵞足(縫工筋、薄筋、半腱様筋、半膜様筋の付着部)にを起こし、疼痛が発生します。腸脛靭帯炎・ランナー膝腸脛靭帯炎は、膝関節の屈伸動作を頻繁におこなうことによって、膝の外側の腸脛靱帯が大腿骨外顆と接触して炎症を起こし、疼痛が発生します。40代男性、半月板を損傷し手術、再び膝に激痛が走る40代男性、半月板を損傷して手術をしたが、再び膝に激痛が走りました。医師は、画像を確認し、半月板の問題でないかもしれない、との診断。膝の痛みは、半月板以外の何が問題で出現しているのでしょうか?下肢のアライメントを正しく配列するための、徒手療法を施します。動きだしの痛みは消失、運動が滑かになったが、フルスクワットの最終で、まだ痛みが残っています。膝関節の最大屈曲で痛みが出現する要因を更にさぐっていくと、、、膝とは関係ない箇所が要因になっていました。確かに医師の診断通り半月板の問題ではありませんでした。膝が痛いからといって、必ずしも膝に問題があるとは限らないのです。全体の動きの流れをみることが大切です。膝が痛い、膝以外の問題とは?ランニングやジャンプなどの動作では、膝関節のみで屈伸運動をおこなうわけではありません。屈伸運動は、足関節、膝関節、股関節の3つの関節でおこないます。足関節(距腿関節):距骨、腓骨、脛骨で構成されています。膝関節:大腿骨、脛骨、膝蓋骨で構成されています。股関節:大腿骨、骨盤で構成されています。膝関節以外の足関節と股関節の屈伸運動に問題はないのか?足関節と股関節の屈伸運動に問題があれば、当然、膝に負担がかかります。慢性の膝障害を改善するためには、足関節と股関節を正しい関節の軌道で動く状態にすることが必要です。足関節の屈伸運動(背屈と底屈)足関節の屈伸運動は、爪先を体に近づける背屈と爪先を体から遠ざける底屈といいます。足首が硬い、と表現する方が多いのですが、これは足関節の背屈と底屈の運動をコントロールできていません。足関節の背屈は、前脛骨筋、長母趾伸筋、長趾伸筋、第3腓骨筋が作用します。足関節の底屈は、下腿三頭筋(腓腹筋、ヒラメ筋)、後脛骨筋、足底筋、長腓骨筋、短腓骨筋、長趾屈筋、長母趾屈筋が作用します。見落としがちなのですが、背屈と底屈の運動には足の末節骨に付着する筋肉が作用します。足関節の運動をコントロールできるようにするためには、足指の趾節間関節が動く状態でなければなりません。股関節( hip joint ヒップジョイント)の屈伸運動股関節は英語でヒップジョイントといいます。股関節を確認するためには、まず大腿の外側で大腿骨の大転子という出っ張った骨を確認します。大転子を指標にして、そのお尻側に股関節があります。ちょうどお尻のえくぼができる位置が「ヒップジョイント」です。一般には股関節の位置について大腿骨前面の鼠径部辺りとされていますが、正しくは解剖学でヒップジョイント(股関節 hip joint )お尻のえくぼの位置になります。股関節が硬い、と表現する方が多いのですが、これは股関節の運動をコントロールできていません。股関節の屈曲は、腸腰筋(大腰筋、腸骨筋)、大腿直筋、縫工筋、大腿筋膜張筋、内転筋群が作用します。股関節の伸展は、大臀筋、ハムストリングス(半腱様筋、半膜様筋、大腿二頭筋)、大内転筋が作用します。股関節の屈伸運動は、主に屈曲が腸腰筋(大腰筋、腸骨筋)・大腿直筋、伸展が大臀筋・ハムストリングスの作用になります。股関節は、自由度の高い関節です。そして、大きく強力な筋肉が作用します。スポーツ競技の動作には股関節のコントロールが必須です。骨盤の後傾位置は大腿四頭筋や腸脛靭帯が引っぱられ膝痛の原因になる骨盤の中間位は恥骨と両坐骨結節を結ぶトライアングルベースが地面と平行する位置になります。そのとき、坐骨結節は後方で確認できます。骨盤を前傾すると坐骨結節は上方へ移動し、骨盤を後傾すると坐骨結節は下方へ移動します。世界陸上競技で各種目の決勝に出場する選手たちは、骨盤の中間位から前傾の動きが滑らかです。一方で故障が多い選手は、骨盤が後傾気味の位置で動作をしている傾向にあります。大腿四頭筋や腸脛靭帯は骨盤に付着しています。骨盤が後傾した位置は、これらの筋肉が引っぱられ、動作をぎこちなくするばかりか、故障の原因になるのです。腕振りの膝への影響、四肢と体幹の連動「屈伸運動」屈伸運動は、足関節、膝関節、股関節が連動する状態でおこなえるようにしたいのです。さらに、四肢と体幹が連動する状態が理想です。慢性の膝障害に肘関節や肩関節が影響することもあります。例えば、肩関節の故障、可動域の左右差があることで、上肢と下肢は上手く連動しなくなります。陸上競技の長距離ランナーは、腕の振り方をトレーニングするそうですが、上肢と下肢、そして体幹の連動が上手くいかないと膝に影響することがあるので注意が必要です。「深部感覚」から身体がよみがえる!重力を正しく受けるリハビリ・トレーニング(晶文社)著 中村考宏、しゃがむ力――スクワットで足腰がよみがえる(晶文社)慢性の膝障害の改善を難しくする選手側の問題慢性の膝障害の改善を難しくする選手側の問題には、体の柔軟性不足、アライメント不良、体力や技術に合わない練習などがあります。趣味でスポーツを楽しんでいる人たちは、プロの選手のように入念な体のケア、トレーニングをしていないでしょう。恵まれた練習環境もないでしょう。故障なく楽しくスポーツを楽しめる人もいれば、慢性の膝障害がありながらも、だましだましスポーツを続けている人もいます。これは個人のスポーツの取り組み方ですが、好きな趣味は長く続けれると良いと思います。慢性の膝障害を改善するためには、これらの問題をクリアしていかなければならないのです。足首が硬い、股関節が硬い、神経系統をつくる足首が硬い、股関節が硬い、という表現について、上記で足関節と股関節がコントロールできていないことを述べました。これは、足関節や股関節を正しい運動方向へ動かす神経系統が出来上がっていないのです。すでに神経系統が出来上がっていて、何かの原因で筋肉が緊張し、関節の動きを制限し、固めている状態なら、筋肉にアプローチし、緩めれば、問題は解決するでしょう。しかし、神経系統が出来上がっていない状態で、硬い筋肉にアプローチしても問題は解決しません。慢性の膝障害を改善するためには、自分の体の状態に必要な動きをトレーニングすることが欠かせません。陸上競技長距離ランナーの接地衝撃から足を守るための治療と原因関東の陸上クラブで長距離走を指導してみえる60代fujitaさんが個人指導に来院されました。fujitaさんのシューズは擦り減り方に左右差があります。その改善に足の運び方、腕の振り方などフォームの見直しを考えられる方が多いと思います。私は、フォームの中身を見直すことが大切だと思っています。なぜなら、中高大実業団の選手時代は足関節捻挫を繰り返したそうです。現役引退後は、肉離れ、三角骨障害、腰椎・頸椎ヘルニアが発症したそうです。まず、徒手検査をして足の治療が必要と判断し徒手療法を施しました。施術後、自分が意識しても動かせなかった足の運動方向に意識が通るようになり、長年足が外に流れしっくりしなかった理由がつながったようです。また、不調のランナーに多いのですが大腰筋が正常に作用していませんでした。骨格位置、関節運動の方向を調整し大腰筋の運動療法をおこないました。年々、跳躍力の衰えを感じていたそうですが、その理由がつながったようです。体の左右差がある程度修正できましたので、多度川沿いのコースでランニング動作をチェックしました。個人指導後、左右の接地感覚がそろい、シューズの擦り減りの左右差の問題もつながったようです。あとは腕ですね。fujitaさんから、「教えていただいたことを取り入れて、自身の動きの改善につなげていきたいと思います」とメッセージを頂きました。fujitaさんはアフリカ人ランナーの走り方を目指しています。私はキプチョゲ選手の走りの根本にある「力の源」に関心があります。フォームの中に潜む問題を解決してキプチョゲ選手の走りの根本にある「力の源」が自動的に発動する走りについて一層の探求をしていきたいと思います。大腰筋の不具合が慢性の膝障害の改善を難しくする?大腰筋はインナーマッスルといわれ、この筋肉を鍛えることが難しいといわれています。大腰筋を意識しようとしても意識できない、大腰筋を意識しているけれども正常に作用しない、など筋肉が見えない、あるいは筋肉の実感がない状態では意識できないのだと思います。私は20年ほど股割りトレーニングをしています。あるていど股関節で開脚前屈できるようになったときから、大腰筋を触って確認できるようになりました。大腰筋を触って確認できる状態はお腹がやわらかくなければなりません。もともと大腰筋が正常に作用している人は意識できますが、そうでない人は大腰筋を触って確認できる状態にしてからでないと意識は難しいのではないでしょうか。さて、先月治療院に来院されたfujitaさんのブログを拝見しました。そのときのレポートが3回に渡ってアップされていました、その中で2回目の記事が大腰筋の内容でした。治療院に来院されるランナーの方たちは、何かしら故障をかかえており、体の状態も個人差があります。共通していえることは、大腰筋の作用状況は違っていても、正常に働いていないことがほとんどです。大腰筋が正常に作用しない理由は、骨格のアライメントが正しく配列されていない、各関節運動の方向が中心から反れている、などがあります。大腰筋が正常に作用していない状態というのは、はじめに述べたお腹がやわらかい状態ではなく、硬い状態になっています。治療では骨格のアライメントを正しく配列し、各関節運動の方向を中心に戻していきます。そして、大腰筋を意識することは難しいですが、基本動作の指標を意識することで、大腰筋が作用するルートを確保するようにします。▲解剖学アトラス 訳=越智淳三【動画解説】最短で膝痛を治す運動療法のやり方を解説しました。膝痛を治すには膝関節の動きを正常にもどすことをすればいいのですが、神経系統、骨、関節、筋肉、感覚、血管など様々な器官の関わりがありますので、一般の方には難しいことです。イメージしやすいように3つの流れで要約しました。「膝の動きを理解する⇒運動療法⇒膝痛の完治を目指す」これを細かく解説していきます。当院に膝の治療で来院される方は、ランニングで膝が痛い、膝が痛くて正座ができない、半月板の手術をしたけれど膝が痛いなどの方たちです。半月板の手術、PRP療法、幹細胞治療をしても膝が痛いときの関節運動の方向をそろえるトレーニングのやり方を解説した関連動画を概要欄に貼っておきます。一概に膝痛といっても状態は様々です。ですから一人一人、その人の状態に必要な治療が必要です。しかし、その人の状態に必要な治療に辿りつくことはなかなか難しいと思います。手術、マッサージ、ストレッチなど様々なアプローチをしてきても膝の痛みが治らない場合は、自分でもやらなければならないことをやってない、という方がほとんどです。それは何か?といいますと「膝の感覚を取り戻す」ということです。膝が痛いというのも「痛みを感じる感覚」ですが、運動を調節する「固有感覚」という感覚が低下してしまったままです。これは体の深部の感覚の流れで無意識下で運動を調節する大事な感覚です。正しい膝の感覚で関節運動ができていたら負担なく動作できますので痛みなく快適です。ですが感覚を取り戻す治療がされていなければ、固有感覚の低下はそのままで、痛みが治っていかないのです。固有感覚を取り戻す運動療法が必要です。そうすると「 ?膝の動きを理解する⇒ ?感覚を取り戻す運動療法⇒?膝痛の完治を目指す 」という流れが完治の近道になるというわけです。深部感覚から身体がよみがえる(晶文社)を参考にしてください。「慢性の膝障害」治療のサポートをご希望の方当院では、体の不調や障害を改善する治療や、健康増進、パフォーマンス向上のための施術を行っています。一人一人に最適なサポートを心がけておりますので、症状や気になることがあれば、どうぞお気軽にお知らせください。遠方からの来院者や集中的なケアを希望される方のために、個別指導やパーソナルトレーニング、股関節覚醒コースも用意しています。小学生からシニア、アマチュアからプロのスポーツ選手まで幅広くサポートしております。再発防止、健康増進、パフォーマンス向上のトレーニングもご希望に応じて指導しています。トレーニング内容は、個々の体の状態に合わせてカスタマイズしております。どうぞよろしくお願いします。施術・個人指導の申込み*掲載の記事・写真・図表などを無断で複製・転載・転送・配信することは著作権法により禁じられています。著作権はえにし治療院(MATAWARI JAPAN)・ウェブサイト管理人またはその情報提供者に帰属します。
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  • 治療の考え方
    治療の考え方えにし治療院は、運動療法と徒手療法をもちい、「体の機能回復」をめざしています。院長:中村考宏柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師。2020年三重県桑名市多度町にえにし治療院を開院。股割り歴20年、MATAWARI JAPAN 代表。著書「骨盤おこし」で体が目覚める(春秋社)、趾でカラダが変わる(日貿出版社)、他多数。メディア「anan」「クロワッサン」「Tarzan」などで「骨盤おこし」「足指」を紹介。NHKテレビでコロナ禍の運動不足解消エクササイズを紹介。プロフィール詳細不調の原因とメカニズム心身の不調が起こる原因とメカニズムは複雑です。当院では、さまざまな心身の不調の元にある、体の機能状態に着目しました。その体の機能を良好にすることにより、心身の不調に対して速やかに対処できる、すなわちそれによって、回復力を高めることができ、体のつながりを取り戻せると考えています。本来あるべき体の状態怪我や病気は、そのときの体の状態では、そのとき生じていたストレス(ハードワーク、負荷や衝撃の大きさ)に耐えられなかったために現れた、一種の結果です。結果が現われるということは、それに対応する原因が、まずあったはずです。その原因に目を向けなければ、何をしてももとの木阿弥でしょう。それは、ただがんばればいい、工夫すれば乗り越えられる、という類のものではありません。病気や怪我をする前の体の状態が機能的にどのような状態であったかわかりませんが、ストレスに対処できるほどの体の機能を、そのときは持ち合わせていなかったということは確かです。ですから、「本来あるべき体の状態」を目指すことが、再発しない本当の完治だと当院では考えています。「本来あるべき体の状態」に回復するには「本来あるべき体の状態」に回復するには、治療を通じて、深部感覚を目覚めさせ、自己を実感できる骨格ポジションを作る必要があります。そして、自分の体を所有し、自分の体をコントロールできるようにしていくのです。深部感覚を目覚めさせる*深部感覚とは「固有感覚(proprioception)」、自分の身体を所有する感覚、つまり、自分を感じる感覚です。この感覚を発見したのはイギリスの生理学者であるサー・チャールズ・シェリントン(1857-1952)です。深部感覚というのは、目を閉じた状態でも手足の位置や曲がりぐあい、その動きを感じることができる感覚です。皮下、筋肉、腱、筋膜、骨膜、関節などに受容器があります。受容器(固有感感覚受容器 proprioceptor)とは、身体の内部の刺激を感知する細胞や器官のことで、筋紡錘、腱紡錘、ルフィニ小体、パチニ小体などがあります。深部感覚には、主に「位置覚」、「運動覚」、「重量覚」などがあります。私たちは、目を閉じていても四肢や体幹の各部位の位置関係がわかる位置覚、関節の動きがわかる運動覚、物をもってその重さがわかる重量覚のおかげで自分の身体を所有することができるのです。私たちは、身体の内部の刺激を受け取り(受容器)、その刺激の情報を中枢で処理・統合したり、脳の情報を筋肉に伝えたりして知覚するこよができます。これに加えて、皮膚が関節の動きにつられて伸びたり、縮んだりすることによって、皮下にある受容器が働きます。つまり、深部感覚は、自らが動くことによって生じる、身体の内部の刺激を感じ取る感覚なのです。深部感覚とは、感覚を失って、はじめて、その存在を知る感覚しかし、深部感覚は体の位置、緊張、動きを無意識のうちに自動的に調節する感覚ですから、そもそもが意識されない感覚の流れであり、意識にのぼらない感覚ともいえます。実際、怪我や病気によって深部感覚を失ってみて「深部感覚の存在」を実感できる感覚です。確かなことは、「この感覚は、自らが動くことによって生じる体の内部の刺激を感じ取ることでしか目覚めない」ということです。ですから、当院の運動療法は、患者さんに主になっていただき、体の機能低下が著しく、どうにも自分では手におえない方のサポートとして徒手療法をもちいています。スポーツ整体と鍼を使わない経絡調整で感覚と運動を好循環へ当院の徒手療法と運動療法故障・不調の治療、腹・腸を整える(腸整)、足・体のメンティナンス、大腰筋調整、などに対応します。徒手療法は、鍼を使わない経絡調整伝承按摩術スポーツ整体体の状態に必要な方法で感覚と運動を好循環へアプローチします。運動療法は、回復の方向へ進む方法健康の増進・促進する方法パフォーマンスアップのトレーニング方法体の状態に必要な方法を指導いたします。施術・パーソナルトレーニングをご希望の方へ当院では、体の不調や障害を改善する治療や、健康増進、パフォーマンス向上のための施術を行っています。一人一人に最適なサポートを心がけておりますので、症状や気になることがあれば、どうぞお気軽にお知らせください。遠方からの来院者や集中的なケアを希望される方のために、個別指導やパーソナルトレーニング、股関節覚醒コースも用意しています。小学生からシニア、アマチュアからプロのスポーツ選手まで幅広くサポートしております。再発防止、健康増進、パフォーマンス向上のトレーニングもご希望に応じて指導しています。トレーニング内容は、個々の体の状態に合わせてカスタマイズしております。どうぞよろしくお願いします。施術・個人指導の申込み*掲載の記事・写真・図表などを無断で複製・転載・転送・配信することは著作権法により禁じられています。著作権はえにし治療院(MATAWARI JAPAN)・ウェブサイト管理人またはその情報提供者に帰属します。
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  • 施術の流れ
    このページでは体のメンティナンスで来院されたときの一連の流れを紹介したいと思います。院長:中村考宏柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師。2020年三重県桑名市多度町にえにし治療院を開院。パーソナルトレーニング。著書「骨盤おこし」で体が目覚める(春秋社)、趾でカラダが変わる(日貿出版社)、他多数。メディア「anan」「クロワッサン」「Tarzan」などで「骨盤おこし」「足指」を紹介。NHKテレビでコロナ禍の運動不足解消エクササイズを紹介。プロフィール詳細問診まずは問診です。最近の体の具合や気になることを伺います。はじめて来院された方には、これまでかかったことのある病気、怪我や手術の有無を伺います。仮に大きな病気や怪我をされていなくても、体のメンティナンスをするにあたり、よりよい方法を導き出すために、子供の頃まで遡って、些細なことでも気になること、記憶にあることを伺います。子供のころの、些細なことがヒントになることもあります。また体の癖や動作の習慣などもヒントになることが多いので、詳しく問診することは大切です。徒手検査次は体の状態を確認します。重心位置、各関節の運動の状態、筋肉の状態、骨格の位置など徒手検査で確認します。これは、問診、視診、触診などを総合し、体を細かくチェックする感じです。はじめて来院された方にも同様な徒手検査をおこないます。そして、徒手検査と同時進行で徒手療法を進めていきます。徒手療法徒手療法は、運動軸調整、鍼を使わない経絡調整、伝承按摩術、スポーツ整体などの方法がありますので、問診と徒手検査から得られたヒントを基に体の状態に必要な方法で感覚と運動を好循環へアプローチします。運動療法運動療法は、回復の方向へ進む方法、健康の増進・促進する方法、パフォーマンスアップのトレーニング方法などがありますので、問診と徒手検査からのヒント、徒手療法の結果を総合して、体の状態に必要な方法を指導します。そして、体の状態に必要な課題をお伝えします。課題の取り組み方次第では、体が大きく進歩しますので楽しみです。えにし治療院桑名市多度町に開院して2年が経ちました。もともとは愛知県で開院していましたが、趣味の山歩きで訪れた多度山の帰り道に多度駅前通りの空家を見つけました。かなり古い建物ですが、山に近くて環境がいい、この場所で治療院ができたらいいなあ、と早速、大家さんに連絡を取りました。大家さんのお父さんが昔、治療院をされていたそうで、施術室と待合室が保健所の規定にあうので、そのまま使えます。という流れで2020年にこちらへ来ました。開院したのはよいのですが、山の麓、田舎、私はそのように思っていました。ところが、多度大社には毎年お参りにいくから多度知ってるよ、ホテル多度温泉 東建多度カントリークラブ名古屋にいくから多度知ってるよ、鈴鹿山脈や養老山地を走ってるから多度知ってるよ、意外と知名度があるのには驚きました。それから、最寄の養老線「多度駅」は2時間に3本しかありません。不便だよね、と思っていたのですが、東京まで最短2時間30分でいけるのには驚きました。思ったほど、田舎ではない?!この町にも慣れてきて、楽しみが増えていくようです。施術・パーソナルトレーニングをご希望の方当院では、体の不調や障害を改善する治療や、健康増進、パフォーマンス向上のための施術を行っています。一人一人に最適なサポートを心がけておりますので、症状や気になることがあれば、どうぞお気軽にお知らせください。遠方からの来院者や集中的なケアを希望される方のために、個別指導やパーソナルトレーニング、股関節覚醒コースも用意しています。小学生からシニア、アマチュアからプロのスポーツ選手まで幅広くサポートしております。再発防止、健康増進、パフォーマンス向上のトレーニングもご希望に応じて指導しています。トレーニング内容は、個々の体の状態に合わせてカスタマイズしております。どうぞよろしくお願いします。施術・個人指導の申込み*掲載の記事・写真・図表などを無断で複製・転載・転送・配信することは著作権法により禁じられています。著作権はえにし治療院(MATAWARI JAPAN)・ウェブサイト管理人またはその情報提供者に帰属します。
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  • 個人指導・パーソナルトレーニング
    個人指導・パーソナルトレーニングえにし治療院:中村考宏柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師。2020年三重県桑名市多度町にえにし治療院を開院。パーソナルトレーニング。著書「骨盤おこし」で体が目覚める(春秋社)、趾でカラダが変わる(日貿出版社)、他多数。メディア「anan」「クロワッサン」「Tarzan」などで「骨盤おこし」「足指」を紹介。NHKテレビでコロナ禍の運動不足解消エクササイズを紹介。プロフィール詳細パーソナルトレーニング・個人指導では、ご希望内容に応じて指導をします。当院では構造動作理論に基づくトレーニングを指導しています。ご希望内容に応じて、徒手療法は、運動軸調整施術をベースに、体の状態に応じて全身を調整します。その上で、個人指導を進めていきます。構造動作トレーニングは、骨格、筋肉、関節、感覚を統合し、神経系統を構築することを目的とするトレーニングです。構造動作理論に基づくトレーニング運動軸調整運動軸は、下肢、脊柱、上肢の3つの運動軸があります。これらをそろえ、中心運動軸を目指します。中心運動軸が完成することによって体の自由度をフルに可動することができるようになります。ご希望をお知らせください定期的に来院できないので集中的に不調の改善対策をしたいマンツーマンでトレーニングを見てほしい動作改善、パフォーマンスアップのヒントがほしい骨盤、骨格の位置を確認してほしい自分が行っているトレーニングの方向性を確認してほしい定期的に来院できないのでマンツーマンでトレーニングを見てほしいなどパーソナルトレーニング・メニュー中村考宏(柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師)パーソナルトレーニング・個人指導(90分)20,000円パーソナルトレーニング・個人指導(135分)30,000円パーソナルトレーニング・個人指導(180分)40,000円集中マンツーマン指導(例えば、360分 )相談出張相談項目名ここに説明文を入力)★ -->時間の目安は、一コマ90分です予約が必要ですお申込みPC用 申込み手続きへ進むスマホ用 申込み手続きへ進むYouTube チャンネル股関節覚醒チャンネル⇒ @eni4matawariこのチャンネルはトレーニングを取り組まれている方向けに自分自身が実践研究している内容をお伝えしています。施術&パーソナルトレーニングの様子なども紹介していますので、ご来院の際の参考にしてください。*動画制作に協力してくださる方がありましたら、よろしくおねがいいたします。
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  • 日帰り天然温泉「神馬の湯」名古屋から40分三重県桑名市多度町
    日帰り天然温泉「神馬の湯」名古屋から40分三重県桑名市多度町2021年春に三重県桑名市多度町にオープンした日帰り天然温泉「神馬の湯」の紹介です。私は山歩き、ハイキング、トレッキングが趣味なので、養老山地や鈴鹿山脈にでかけます。帰りは汗を流し、体を癒すのに、温泉に寄るのも楽しみの一つです。多度山、青池神社(岩や姫)、恋姫山、石頭御嶽、美濃松山、多度大社のコースを歩いた後は神馬の湯に浸かってからの生ビールが最高です。院長:中村考宏柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師。2020年三重県桑名市多度町にえにし治療院を開院。股割り歴20年、MATAWARI JAPAN 代表。パーソナルトレーニング。著書「骨盤おこし」で体が目覚める(春秋社)、趾でカラダが変わる(日貿出版社)、他多数。メディア「anan」「クロワッサン」「Tarzan」などで「骨盤おこし」「足指」を紹介。NHKテレビでコロナ禍の運動不足解消エクササイズを紹介。プロフィール詳細日帰り天然温泉「神馬の湯」天然温泉「神馬の湯」が2021年3月22日(月)14時OPENしました。営業時間は、平日9時から23時・土日祝7時から24時、入館料は、大人(中学生以上)平日880円・土日祝1100円、小人(4歳以上)平日360円・ 土日祝420円。岩盤浴(岩盤処 満願)を利用の場合は、別途、館内着(中学生以上)平日300円・土日祝400円、館内着着用の方のみ入場可能です。名称 神馬の湯(しゅんめのゆ)所在地 〒511-0105三重県桑名市多度町小山字西天王平2160電話番号0594-82-5450アクセス 養老鉄道「多度」駅 徒歩9分桑名市コミュニティバス「K-バス」「神馬の湯」下車URLhttps://shinmenoyu.jp/項目名ここに説明文を入力)★ -->2021-03-22 日帰り温泉「神馬の湯」オープニングセレモニー待ちに待った、天然温泉「神馬の湯」が3月22日(月)14時OPEN。2020年に多度駅の近くで、えにし治療院を開院した後、「神馬の湯」ができるということを耳にして、温泉好きの私は近所に温泉ができることを楽しみにしていました。しかし、OPENは延期になり、ようやく翌春のオープンです。私は、10時からオープニングセレモニーに参加するため、一足先に入館しました。セレモニーは伊藤徳宇市長の挨拶、多度雅楽会による演武もあり、盛大にとりおこなわれました。各メディア、報道陣が伊藤市長にインタビュー。初入館!館内に入場する際は、玄関で密にならないよう人数調整、手指消毒、検温を済ませます。多度山の自然豊かな丘陵地に、日帰り天然温泉「神馬の湯」が令和3年3月22日オープン。多度の歴史と文化を受け継いでいく場所として、「神馬の湯」と名付けられた。ここで待ち受けるのは、「健康」と「開運」をテーマにした日常を忘れる体験だ。眼下に濃尾平野が広がる展望露天風呂、バラエティに富んだ岩盤浴で、大地のエネルギーをチャージ。地産地消のレストランでは、尾鷲湾の干物やてこね寿司、ハマグリなど、こだわりの食材を使った縁起のよい料理で運気をアップ!神馬の湯天然温泉と岩盤浴を堪能!温泉を堪能した後、はじめて岩盤浴を体験しました。館内着に着替え、大判バスタオルをもって、1階の岩盤処へ移動。岩盤処には、3部屋(ロウリュウ岩盤浴、スチーム岩盤浴、プロジェクション岩盤浴)あり、床にバスタオルを敷き、寝そべります。リラックスした空間で、心身がやすらぐようでした。展望露天風呂は、濃尾平野を望む夜景がきっと綺麗でしょう。24時まで営業しているので、次回は是非、ゆっくり夜に行ってみたいと思います。大満足でした!神馬の湯のラストオーダーに間に合わなかった、多度峡、恋姫山、神馬の湯、全25?活動データ2021.05.04タイム 08:49距離 24.1km上り 1237m下り 1235mカロリー 2328kcal平均ペース やや速い 110~130 %チェックポイント10:58 えにし治療院スタート14:57 恋姫山15:07 展望ポイント16:02 石津山16:21 石津御嶽16:56 美濃松山17:45 黒石19:10 神馬の湯19:47 えにし治療院ゴール多度峡、恋姫山、神馬の湯、全25?のコースゴールデンウイーク真っ只中、天気が良いので、えにし治療院に体のメンティナンスで来院されている神奈川県鎌倉市の田阪先生とトレッキングにでかけました。昼前に出発し、多度峡、恋姫山、神馬の湯、全25?のコース。歩いた疲れを温泉で癒し、ビールで水分を補給してゴールのはずが・・・多度川は、トンボ天国。花はツツジ系が満開。17?地点、田阪先生。日が長いからと、道草が多かったせいで、「神馬の湯」到着は19時過ぎ。そして、ラストオーダーは、19時30分。時短営業なのか?あわてて!!!!!大展望露天風呂だけ入って、烏の行水!!!!ラストオーダーに間に合わなかった・・・ビールは自宅まで我慢。うまかったー!念願の生ビール!多度山とんてき定食「神馬の湯」活動データ2021.08.11タイム 05:30距離 12.1km上り 778m下り 744m平均ペース 標準 90~110 %チェックポイント12:49 えにし治療院スタート13:16 愛宕神社13:17 多度山道入口15:55 黒石18:20 神馬の湯ゴールカラダのメンティナンス8月11日は、山の日、カレンダーにそのようにあったので、旗日だと思っていましたが、山の日は、8日、よって、本日は、平日でした。朝は、神奈川県鎌倉市の田阪先生が来院されました。新幹線の人身事故があったそうで、養老線に乗り遅れたそうです。なんでも調子は最悪とのこと。冷房の効いた部屋でデスクワークを数日おこない、運動不足で身体が捻じれて調子が悪くなっていました。全身の調整施術を施し、正しい感覚入力をし、正しい運動で出力を繰り返し、田阪先生は生気を取り戻しました。多度山健脚コース-黒石-神馬の湯コース全12キロメートルお昼からは山へトレッキングにでかけました。昨日まで、観察できていたミヤマクワガタが見当たりません。ポイントになる木をすべて確認しましたが、不在。誰かにつかまってしまったのか、それとも、寿命なのか。とても、残念、夏の終わりを感じました。そのかわり、雌が一匹、飛んできてくれました。ヒグラシが鳴く、山の中は、やはり秋の雰囲気。また、来年、観察したいと思います。登りは汗だくでした。縦走は風が涼しく、快適に歩けます。締めくくりは、水に癒されること。火照りが、冷やされ、心身が、静かに浄化されるようで心地が良い、良い。田阪先生も自然に癒されているようでした。生ビールと多度山とんてき前回のリベンジ、そして、汗を流しに、神馬の湯へ。前回は、タイムオーバーで食事をすることができなかったので、今回はゆとりをもって入館できてよかったです。多度山とんときは、多度みかんと、そのソースが絶妙で、初めて食べる美味しさでした。トレッキングと温泉入浴が、美味しさを増幅されているのか、生ビールと食事も最高でした!!!イベント関連記事「白馬伝説」多度大社 BS朝日 迷宮グルメ異郷の駅前食堂「白馬伝説」多度大社 BS朝日 迷宮グルメ異郷の駅前食堂多度大社の祭り「上げ馬神事」「ちょうちん祭り」「流鏑馬祭り」多度大社の祭り「上げ馬神事」「ちょうちん祭り」「流鏑馬祭り」多度山周辺の養老山地、鈴鹿山脈トレッキング多度山周辺の養老山地、鈴鹿山脈トレッキングえにし治療院桑名市多度町に開院して2年が経ちました。もともとは愛知県で開院していましたが、趣味の山歩きで訪れた多度山の帰り道に多度駅前通りの空家を見つけました。かなり古い建物ですが、山に近くて環境がいい、この場所で治療院ができたらいいなあ、と早速、大家さんに連絡を取りました。大家さんのお父さんが昔、治療院をされていたそうで、施術室と待合室が保健所の規定にあうので、そのまま使えます。という流れで2020年にこちらへ来ました。開院したのはよいのですが、山の麓、田舎、私はそのように思っていました。ところが、多度大社には毎年お参りにいくから多度知ってるよ、ホテル多度温泉 東建多度カントリークラブ名古屋にいくから多度知ってるよ、鈴鹿山脈や養老山地を走ってるから多度知ってるよ、意外と知名度があるのには驚きました。それから、最寄の養老線「多度駅」は2時間に3本しかありません。不便だよね、と思っていたのですが、東京まで最短2時間30分でいけるのには驚きました。思ったほど、田舎ではない?!この町にも慣れてきて、楽しみが増えていくようです。施術・パーソナルトレーニングをご希望の方当院では、体の不調や障害を改善する治療や、健康増進、パフォーマンス向上のための施術を行っています。一人一人に最適なサポートを心がけておりますので、症状や気になることがあれば、どうぞお気軽にお知らせください。遠方からの来院者や集中的なケアを希望される方のために、個別指導やパーソナルトレーニング、股関節覚醒コースも用意しています。小学生からシニア、アマチュアからプロのスポーツ選手まで幅広くサポートしております。再発防止、健康増進、パフォーマンス向上のトレーニングもご希望に応じて指導しています。トレーニング内容は、個々の体の状態に合わせてカスタマイズしております。どうぞよろしくお願いします。施術・個人指導の申込み*掲載の記事・写真・図表などを無断で複製・転載・転送・配信することは著作権法により禁じられています。著作権はえにし治療院(MATAWARI JAPAN)・ウェブサイト管理人またはその情報提供者に帰属します。
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