重力を正しく受ける

重力を正しく受ける

深部感覚ルーティーンでは、重力を無理なく受けることができる骨格ポジションを脳に上書きして骨の位置を記憶します。骨格ポジションを決定するには、「骨でカラダを支える」ことができるポジションへ、骨の形や位置を手触り、手応えなどの感覚を総合します。

たとえば、長管骨(四肢を構成する長い形状の骨。大腿骨や上腕骨など)は重力が長軸方向へ向かう垂直位置に決定し、セッティングします。手触りで骨の形、手応えで骨の垂直位置を知ることができます。その他にも視覚による確認と記憶が加わることで、より完成度の高い骨格ポジションを記憶することができます。

“骨という素材が強度をもっとも発揮するポジションへセットする”

長管骨は、重力を長軸方向に受ける垂直位置がもっとも強度を発揮します。逆に長管骨を傾けた位置では、剪断力という力がかかり壊れやすく、また骨の役割を果たすことができません。骨の役割は、カラダを支えることです。骨の役割を果たすことができなくなると筋肉や靭帯などが、それらの役割を余分に受け持つことになり、共に無理がかかります。

骨にかかる力(材料力学の基礎)

  1. 引張の力
  2. 圧縮の力
  3. 剪断の力
  4. 曲げの力
  5. 捻じりの力

骨格は、形の異なる骨が集合して形成されます。それぞれの骨の形状を知り、重力を無理なく受けることができる骨の位置を理解することが必要です。手の触圧覚、つまり「手応え」により骨が安定した位置にあるか、不安定な位置にあるかを感じ取ることができます。これは骨格ポジションの決定に重要な感覚になります。

骨の位置が決定したら、それを調節する筋肉の働き、内部に生じる刺激を感じ取ります。骨格位置を感覚することにおいては、主に深部感覚の位置覚が厚くなっていきます。そして、骨格位置を記憶するために、決定した骨の位置を保ったまま、声に出してスリーカウント(1! 2! 3!)、そして声に出して「セット!」といいます。この声を出す行為は、決定した骨格ポジションをセッティングするための、脳に上書きする合図になります。

 

 

 

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